清長story

story1「話のわかる物流会社」を目指して

清長は、2006年からEC専門の倉庫会社として本格的にスタートしました。 当時は、楽天市場を筆頭にEC市場が急拡大をしていた時代です。楽天市場では毎月のようにギネスが更新されていき、ネットショップの売上が毎月伸びていくのが当たり前でした。しかし、市場の急激な伸びに対して、EC事業の足腰となる物流企業側の体制は全くと言って良いほど整っていませんでした。

なぜなら、大手物流会社にとって、ECのように商品一つ一つに細かい対応が必要な通販物流業務は、面倒な仕事と見られていた為です。また、物流のアウトソース自体一般的では無く、受注管理システムを始めとする業務の効率化そこまで一般的では無かった時代でした。出荷担当スタッフが徹夜続きになるなど、出荷業務に困っているEC事業者も多数存在していましたね。
清長はそんな問題を解決しようと、ECに特化した物流サービス(現在のロジプレミアム)の提供を開始。自社でもECサイトを運営しエコバッグを販売する事で、EC事業者としての考え方や悩みを捉えようと模索をしていた時期でもありました。

ECならではの悩みや苦労に寄り添ってくれる倉庫会社が殆ど無かった事もあり、倉庫会社として実績が浅いにも関わらず、多数のお客様にご支持頂き順調なスタートを切る事ができました。

しかし…日を追うごとに
増えてしまう誤配送

清長の創業メンバーは小売業の出身です。小売の中でも、特に品質管理に厳しい生花の物流部門に携わっていたため、EC物流に取り組むハードルもそんなに高いとは思ってはいませんでした。生花はお祝い事やギフトなどで購入されることが多いため、流通加工や鮮度を保つための品質管理が重要なのです。

実際にEC物流に取り組んでからも、細かい対応は苦にならなかったのですが、とにかくEC市場が急成長を続けていた時代だった為、ありがたい事に出荷数も毎月右肩あがりで増え続けて行きました。しかし、それに比例するように、徐々に出荷間違い、数量間違い、宛先間違いといったミスも増えてくるようになってしまいました。

今でこそ誤出荷を防ぐ為の様々な取り組みを進め、誤出荷は数万個に一つあるか無いかというレベルですが、当時は数百個に1つというレベルでありましたし、気づいていない部分でもっと発生していた可能性もあります。

原因は、担当者の記憶と経験に
頼りすぎていた事

当時は「少しくらい間違えても良いから、大量に素早く出荷したい」というニーズが強かったため、そんなに問題とは捉えられていませんでしたが、今後のニーズの変化を踏まえ、誤出荷の低減に本格的に取り組むことになりました。

様々な方向から調査を行った結果、トラブルの主な原因は担当者の記憶と経験に頼りすぎ、統一された業務ルールが出来ていなかった事が原因と判明。これがきっかけとなり、当時徐々に広まり始めてい たWMS(倉庫管理システム)の導入をする事になりました。

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