PROJECT

episode01通販物流効率化、
自動梱包システム導入プロジェクト

宅配便の取扱個数が年間40億個を超え宅配業界の人手不足と労働環境の悪化は限界に達しております。このような状況下で宅配各社は値上げを実施、一部の企業は取引先の削減にも踏み切りました。こうした流れは今年になっても終わっておらず、宅配各社は年末年始の繁忙期に向けて取扱個数を制限する「総量規制」をEC業者や各物流会社に打診したり、荷物の集荷時刻の前倒しを進めております。日本の宅配サービスは質が高く、宅配各社は昨今の宅配クライシスを解決しようと試行錯誤してきました。しかし、そうした努力では解決しきれないほどのペースで宅配荷物が増えてきております。こうした現状を踏まえれば、今後は実質的に宅配会社が荷主、お客を選ぶ時代に入ってきて、これからの時代、宅配会社から選ばれるEC業者、物流会社にならなくては、もはやビジネスを継続できない可能性すらあると懸念しています。
そのような拝見もあり、当社の物流センター内のスタッフの業務量も増えてきており、その分の賃金も多大に発生。そのため業務の効率化が課題となってきておりました。また宅配会社の集荷時刻の前倒しも発生、対応実現するには、今までのような人に頼るだけの仕事の手法ではなく、物流センター内、倉庫内業務のスピードも上げていかなくてはなりません。そこで弊社は、現状を打破しつつ、今後起きるであろう様々な問題に対応すべく、全ての物流センターにおいて 「 自動化・省人化 」 を推進するプロジェクトを発足させていただきました。

MEMBERメンバー

  • 物流事業本部 第一事業部 事業部長 朝比奈 大輔 物流事業本部 第一事業部
    事業部長朝比奈 大輔
  • 物流事業本部 第一事業部 第七センター 副センター長 安田 透 物流事業本部 第一事業部
    第七センター 副センター長安田 透
  • 物流事業本部 第一事業部 第七センター 梅澤 司 物流事業本部 第一事業部
    第七センター梅澤 司

物流センターに最適なシステムとは?

物流センターに
最適なシステムとは?

物流センターに最適なシステムとは?

当社の物流センターにおいて、どのようなシステム、機械を導入すれば最適に物流センター内を運用できるか? 様々なモデルを想定。 しかしながら、競合となる他物流会社も自動化の着手はしておらず、モデルケースもないことから、現場の要件定義から始め、一からシステム、機械選定及び運用を設計。社内ですでに導入済みの自動化システム(特定サイズのみ)をモデルケースとして、システム、機械設計を実施。運も味方につけて、この運用を実現できる機械メーカー様と知り合うことができ、見積もりも取得、あとは社内決裁を待つのみとなりました。経営陣も以前から省人化に向けての考えは、社内プロジェクトメンバーと一致しており、スムーズに社内決裁を得る事ができました。問題点としては、本当にこの機械を導入することにより、省人化対策ができるのか?疑心暗鬼の状況くらいでしょうか(笑)。機械導入の納品日が近づくにつれて、それぞれのシステム機械パーツが次々と物流センター内の納品され、あとは完成するのをプロジェクトメンバー全員で楽しみにしていたことを思い出します。
自動梱包システム導入にあたり、清長の日々の仕事のスタンスとして、「こんな事を提案してほしい!こんなサービスがほしい」とお客様から個別で要望をもらう前に、先々を考えて業務を行っております。今、この時点で必要ではなくても、後で市場の流れやトレンドに合わせてサービスをあらかじめ整えておく、そんな機転を利かせて仕事をしております。そうすると、お客様から要望が出たときにすぐに対応できますし、スピーディーな対応が可能となります。そんな強い思いや気持ちも込めて、機械導入のプロジェクトもスムーズに進行しました。

現状の把握、分析をすることで業務の効率化になる

現状の把握、分析をすることで
業務の効率化になる

現状の把握、分析をすることで業務の効率化になる

省人化、業務を効率化する目的で機械を導入しましたが、すぐには効率化されません。プロジェクトメンバーの中では想定範囲の事案でしたが、会社経営陣の中には納得をしてもらえず、すぐに効果がでるものと思っていたようで、考えの乖離が発生。何日もかけて現状とどのようにすれば効果が出てくるのか?プロジェクトメンバーは経営陣に対して説明を行いました。日々、物流センター内、業務の見直しを行い、自動梱包システム運用の標準化を全員に対しても説明させていただきました。

まずは、実際に機械を使用するスタッフが機械に慣れ、自動梱包機の能力を最大限引き出し、導入効果を実証する必要がありました。毎日業務終了後に人と物の流れを再チェックし、日々PDCAを繰り返す中で導入後1ヶ月くらいでようやく目に見える≪効果≫が現れ、ほっとしたのを今でも思い出します。

スタッフが自分で考え
自走する集団に

スタッフが自分で考え自走する集団に

自動梱包システム導入、物流センター内の業務効率化を実施、日々業務の見直しをする中で、物流品質も向上、センター内で働いているスタッフさん達が日々の業務に追われておらず、活き活きと業務に従事していることがわかりました。またどのようにすればもっと効率化することができるのか?どのようにすれば、もっと最適な物流センター運用ができるのか?社員のみならず、物流センター内で働いているスタッフ陣が自主的に考え、自走する集団となりました。物流会社は世間からすると受け身の会社として受け取られているかもしれませんが、自ら自走する集団に変わることにより、営業活動、マーケティング活動に頼らない、お客様から選ばれる物流会社に発展していくと感じました。

業務改善キーワードは「主体性」

業務改善キーワードは「主体性」

業務改善キーワードは「主体性」

日々の運用及び物流センター業務の可視化、そして何より物流センター内の社員全員が以前よりもっと業務改善や日々のセンター運用の話をするようになり、コミュニケーションを沢山取るようになりました。

社員が主体的に始める日々の業務改善におけるキーワードは「主体性」、日々の業務を嫌々やるのではなく、自ら率先して業務に取り組むということに他なりません。今まで以上に主体的に行動できる社員が増えてきました。正直、自動梱包システム導入の目的は省人化と業務効率化でしたが、自走する主体的な社員が以前より多くなってきたことは、驚きと進化を感じた瞬間でした。

EPILOGUE

EPILOGUE

最後にプロジェクトを進めていく中で会社は必ず何らかの経営的なメリットをもとめてきます。
物流センター内の業務を効率化してコストを削減、またお取引先の商品発送件数をアップして売上を拡大させるなど、その内容は様々ですが、とにかく会社はシステム導入に掛る費用以上のメリット得られるのでは?と判断してプロジェクト発足、進行の許可を得る事ができます。
強い気持ちや思いだけではプロジェクトは進行しないですし、一人でも多くの方々にプロジェクトの内容をよく理解してもらう必要もあると、改めて認識させられました。

現在も物流センター内の業務効率化は日々、進行しております。これで終わりではありません。