ボリューム波動にスピード対応

清長では、お客様の物流競争力を高める大きな要素は、
スピード出荷力とキャパシティ(ボリューム)対応力にあると考えています。
昨今の物販事業は、B2C・B2B関係なく、繁忙期と閑散期の出荷量の差が大きく、
季節や曜日、競合環境やプロモーションなどの複数の要因がからみあい、
物流量の予測が困難だからです。
状況の変化に迅速に対応できることが、物流サービスの重要な要素です。

波動とスピードへの対応を可能にする周到な準備

スピード出荷のための業務の最適化

清長では、スピード出荷を実現するために、物流品質の向上にあたっての課題と並行して、まずは業務の手法や手順を見直します。特に、お客様の受注処理業務については、深くヒアリングを行い、受注から出荷までの業務範囲をお客様と共に最適化していきます。
また、業務フローの見直しとともに、業務の優先順位付けも必要になります。基本的に、業務はその内容によって分業化されており、一人一人の作業スタッフはそうして分業化された業務のいくつかを担えるように準備しています。想定以上の業務ボリュームになるケースを事前に想定し、優先順位に基づいた流動的な業務コントロール(指示)を可能にしています。

清長の現場オペレーション力による対応

清長では、作業スタッフの「スピード出荷」「ボリューム波動対応」向上の仕掛けづくりを行っています。
物流現場オペレーション力(現場力)は、スタッフ一人ひとりの日々の業務の積み上げそのものであります。清長では、経験豊富なスタッフだけでなく、今日入社したスタッフも最大限戦力化できるように、業務を分業化と、一人一人の多能工化を進めていくことを重要視しています。

<現場オペレーション力向上の仕掛けづくり例>
◎全センター同一業務の構築
同一のWMS、同一の業務、同一の自動梱包機

◎分業化と多能工化
出荷業務、入荷業務、商品管理業務等々を細分化して分業化。
一人のスタッフが多能工化し、社員指示の元、時間帯毎に作業場所・内容を更新。

◎他現場応援のしやすさ
センター内の社員同士で状況鑑みながら、応援サポートを積極的に行う。

◎出荷業務の優先によるスピード配送の実現
出荷業務スピードを上げていく為、出荷時の業務は出来る限りスマートにする。
入荷時と出荷時の業務の見直しを行う。

◎入荷品質の徹底(インストアシール添付等々)
出荷業務はスピード重視を基本とするが、入荷業務は品質重視とする。

お客様との作業量予測の共有と臨機応変な対応

スピード出荷を維持しながらの、ボリューム対応の為には、お客様の協力が必須となります。
清長では、月次での作業量予測でスタッフシフトが決まり、前日のお客様との情報交換によって翌日の作業量予測の精度を高め、スタッフの体制の調整を行います。
また、毎日事前準備を重ね、翌日の作業に備えますが、当日になると予測と大きく差異が生まれてしまう事が多々あります。
予測よりも増えたり減ったりした場合の対応は、前日に考えておきますが、当日午前中の状況を総合的に判断して、他グループや他センターとの人員調整を即時に行います。
多くのお客様のアウトソーシングを行っている清長だからこそ、全体最適と部分最適を臨機応変に行っていく事が実現できています。

先進的取り組みによる効率化

機械化による効率化の実現

清長では、上記のスピード出荷とボリューム波動対応によるキャパシティ向上を行っていますが、一方で倉庫内業務の機械化・自動化も進めています。
機械やシステムによる効率化は、汎用性のある設計を基本として、同一センターで同一システム・機械の共有を行い、効果的な設備投資を実現しています。

◎お客様受注システムと清長WMSの連携
RPAの導入や自動連携アプリによるデータ交換の自動化

◎汎用型自動梱包機の導入
・ポストイン(ネコポス/ゆうパケット)サービス対応自動梱包機
・宅配サービス対応ダンボール自動梱包機

WMSが同一の為、センター内で共有できる汎用型の2種の自動梱包機を導入。
ネコポス・ゆうパケット対応の薄型荷物用自動梱包機と、10種ダンボール対応の高汎用性
自動梱包機(60、80、100、120、140サイズ各2種)で、90%以上の自動梱包化を実現。

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