システマチックな物流と細やかなギフト対応|猿田彦珈琲株式会社
| 会社名 | 猿田彦珈琲株式会社 |
|---|---|
| ご担当者名 | 上田 伊織 様 |
| 取り扱い商材 | コーヒー・お菓子 |
| 販路 | 自社EC |
猿田彦珈琲様は「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」をコンセプトに掲げるスペシャルティーコーヒー専門店。美味しいコーヒーと快適な空間を提供し、国内に28店舗を展開しています。
今回はECの成長に伴い物流の外部委託先として清長を選んでいただいた理由や当時抱えていた課題、導入後の効果についてマーケティンググループ アプリチーム 上田様にお話をお伺いしました。
目次
たった一杯で幸せになるコーヒー屋
━━改めて貴社について教えていただけますか
2011年に創業者であり代表取締役である大塚が東京・恵比寿にオープンした8.7坪の「恵比寿本店」が創業の始まりです。
創業から14年が経過し、現在は東京を中心に全国28店舗を展開しています。
創業当初から掲げている「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」というブランドコンセプトを軸に、原料のダイレクトトレード・商品開発・店舗開発・などを多面的に行っています。
特に2013年から行っている自社焙煎や店舗ごとに抽出方法・提供スタイルを工夫しているスペシャルティコーヒー、店舗スタッフの教育など「コーヒーを介したコミュニケーション」に力を入れています。
━━猿田彦珈琲の特徴について教えていただけますか
誰しも何かしらの「美味しい」が見つかるコーヒー屋だと思っています。
あとはコーヒーが苦手な方にも好きになっていただけるお店だと思います。
猿田彦珈琲は、コクや重厚感を感じられる深煎りのコーヒーはもちろん、フルーティで爽やかな浅煎りのコーヒー、カフェラテ、蜂蜜のラテなど、幅広いメニューをご用意してるので、どんな方でも楽しんでいただけると思っています。
その他、社内風土の観点から見るとかなりチャレンジすることに前向きな会社だと思います。
店舗の出店だったり、商品開発だったり、この14年間たくさんの挑戦をしていると思います。
ただ、挑戦して失敗したからやめるのではなく、失敗からどう成功に繋げていくのかを一緒に考えて、成功するまで応援してくれる会社です。
本部勤務のものでも店舗のバリスタ出身という社員が多く、特にシステムや商品開発に詳しい人間が沢山集まっているような会社ではないのですが、それでも「わからないけどやってみる」「わかるまでやってみる」というチャレンジする、非常にバイタリティに溢れた会社だと思っています。

テレビの反響を受け出荷数激増
━━物流アウトソーシングを検討するきっかけについて教えていただけますか
テレビ番組で紹介していただいたのをきっかけに商品が大ヒットして、自社での梱包作業が追い付かなくなってしまったのがきっかけです。
当時は全て自社で商品管理、梱包まで行っていたのですが、テレビ放送から2時間足らずで700件以上の注文をいただき、そこから1か月はご注文に感謝をしつつも梱包作業に追われていました。
実際、明日出荷がどれだけ増えるかわからないからできるところまでは作業する、というような日々が続きました。
それ以前にも、何度かテレビで取り上げていただくこともありましたが、そこまで大きな影響が出ることもなかったため、特に人員を増やすなどの準備もしておらず、2021年というちょうどコロナ禍の時期だったこともあり、非常にびっくりしていました。
実際の現場を知っているオンラインショップ担当者はもちろん、社内の上層部も含めて当時の倉庫のキャパシティ的にも人的リソース的にもこのまま自社で運用していくのは困難だということになり、急いで外部委託先を探し始めました。
━━どのように清長を知っていただきましたか
当時の担当者がネットで検索する中でカラーミ―ショップとシステム連携が可能な清長さんが提供している「ロジモプロ」というサービスを知ってお問い合わせしました。
細かなギフトラッピングにも対応できる物流会社
━━選定する中で重要視していたポイントを教えていただけますか
システムに強い物流会社であることの他に、当時から自社で行っていた細かなギフトラッピングにも対応できる物流会社に委託したいと考えていました。
猿田彦珈琲が大切にしている「また来たい」と思っていただけるような接客など、現場で築いているようなお客様との関係性をオンラインショップでどのように構築するかと考えたときに、丁寧な梱包だったり、ギフトラッピングだったり、「安心」や「信頼」を箱を開けた時に感じていただけるような梱包を目指して当時作業をしていたので、外部に委託してもそれらを再現できるような会社を選ぶことことが大切でした。
それこそ手書きのメッセージを同梱したり、ギフト箱に梱包した後にさらにOPP袋にくるんだりと出荷件数が少ないころは行えていた工程も、規模が大きくなるにつれてすべてを行うことは難しくなり簡素化している部分はありますが、何かしら温かみを感じていただけるような梱包を行うことは今でも継続している部分です。

━━清長に物流を委託することを決めた理由を教えていただけますか
システム連携などシステマチックに物流を構築できることと、細かなギフトラッピングに対応できるという観点から清長さんに委託することを決めました。
━━物流を委託するにあたって期待していたことを教えていただけますか
選定基準でもあり課題でもあったギフトラッピングについては、従来通り自社で行っているクオリティをそのまま実現してほしいという期待はありました。
それと同時に、梱包作業を外部に委託することでどのくらいコミュニケーションコストが増えてしまうのか不安を感じる部分もありました。

物流業務の外注とコア業務への集中
━━導入初期の運用について教えていただけますか
委託した当初は現場の担当者様と沢山やりとりをさせていただいて、いくつか私たちの要望をお伝えした上でスムーズに物流を運用構築していくための提案をいただきました。
結果として、委託してから3か月経たないくらいで現在とほぼ変わらない形まで運用を持っていくことができました。
正直なところ、最初の2週間ほどは連携が上手くいかなかったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりで大変な思いをした時期もありましたが、常に改善していくための提案をいただいていたので非常に助かりました。
━━物流を外部に委託した効果について教えていただけますか。
倉庫で商品管理を行うことがほぼなくなったため、商品を保管するスペースや出荷作業を行っていたスペースが劇的に少なくなったことなどの他、オンラインショップの施策に時間を割くことができるようになったのが一番大きなメリットだと思います。
外部委託をする以前は、もっとオンラインショップの売上を大きくするために施策を行いたいけど出荷作業が間に合っておらずそれどころではない上に、そもそも出荷作業を行っていて時間がないような状態でした。
しかし、外部委託してからは十分な時間的、人的リソースを投下することができるようになったため、非常にオンラインショップの売上向上に寄与していると思います。
日々の運用改善をもとにした長期的な運用を目指して
━━委託いただいてから今までの印象を教えていただけますか。
清長さんに物流を委託してから今年で4年目となりますが、商品種類や配置、熨斗まで細かなラッピングにも対応いただけていることや、定例のミーティングの中で常に運用の改善提案をいただいていることは非常に助かっています。
季節ものの商品が入るとラッピング内容が毎月変わりますし、お中元・お歳暮など毎年2回ほど大きく内容が変わるタイミングでも、細かな作業指示のマニュアルを現場のスタッフに落とし込んでいただき、高いクオリティで作業いただけていることにも感謝しています。
私が個人的にオンラインショップで買い物をしたり、会社宛てに倉庫からラッピングした商品を送っていただいた際に清長さんの梱包を実際に拝見することがありますが、すごく丁寧に梱包いていただけていると感じています。

編集後記
今回インタビューさせていただいた上田様は学生時代から猿田彦珈琲でアルバイトをしていらっしゃり、大学卒業後、新卒で猿田彦珈琲に入社されたとのことでした。
社内でも有数のコーヒー好きとのことで、豆の違いやコーヒーの淹れ方などを楽しそうにお話しされているのを見て、終始コーヒーへのこだわりを強く感じることのできるインタビューとなりました。
テレビの反響やコロナ禍の影響を受け、弊社へ物流を委託いただいてからも当時から大切になさっている「温かみのある梱包」を実現できているとのことで、非常にありがたいお言葉をいただきました。
引き続き日々の物流業務やギフト対応など物流面から猿田彦珈琲様をサポートして参りますので今後とも何卒よろしくお願いいたします!



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