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清長の「5S」の取り組み

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2017/04/04

 

◆業務の基本としての「5S」

オフィスや生産現場などでよく聞かれる「5S」という言葉。職場環境を維持、改善させるために必要な5つの段階的要素(整理、整頓、清掃、清潔、躾)で、多くの企業や現場で語られます。しかし、その実践方法は企業によって異なり、そのレベリングも、要素を絞った「3S」だったり、「作法」を加えた「6S」だったりと、さまざまです。

株式会社清長の業務の中心は、お客様の商品をお預かり、保管し、決められたスケジュールと方法に則り出荷することです。間違いなく、スケジュールを守って、安全丁寧に、業務を遂行することが基本です。まずは、これを実現できる現場づくりの指針として、5Sに取り組みはじめたのがきっかけでした。
株式会社清長では、5Sは企業文化の形成にほかならないという考えのもと、単なるスローガンで終わらないよう、社内の全メンバーが、共通の価値観をもって、日々地道に継続していくことを重視しています。

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◆「正常」の共通認識と可視化

株式会社清長では、5Sを次のように定義しています。
【整理】=定量化
現場にあるモノのなかで、すぐに使う必要なモノと、そうでないものをはっきりと分類して、すぐに使わないモノを処分すること。
【整頓】=定置化
必要なモノが、自分および後工程にとって使いやすいように、置き場所が設定されており、それが誰にでも判るように管理がされていること。
【清掃】=点検
汚れないシクミをつくり、清掃性を高めることにより、異常がすぐに判るようにすること。また、清掃活動の実践は、正常・異常(整理整頓状況)の点検活動に通ずる。
【清潔】=標準化
整理・整頓・清掃(3S)を維持できるシクミをつくり、運用すること。
【躾】=自律化
整理・整頓・清掃・清潔(4S)のルールを、現場が自主的に維持・発展させていく体質をつくること。

単に「整理」や「清潔」などといっても、人によって解釈はさまざまです。それを共通の尺度にするために、何が正常なのかを定義しています。たとえば、作業現場ごとに必要な道具の数量を決め、ボールペン1本にまで置き場所を決めて、ナンバリングをして、その状態を維持することを「正常」としています。そうすることで、置き場所のないモノがあったり、ナンバリングされていないモノがあったりすることは「異常」であると、誰もが認識できます。

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◆継続的な評価と見直し

定義づけがなされても、時間の経過とともに、人は慣れますし、モノは拡散します。これを防ぎ、習慣としての5S活動を継続していくために、監査(チェック)を実施しています。
毎月定期的に、現場グループごとに、現場を担当しない社員が客観的に評価し(43項目について状態ごとに点数化します)、その結果を社内全員(経営層からパートスタッフまで全員)にフィードバックし続けています。
前月よりも評点が上昇すれば嬉しいですし、評点が下がることで油断や慢心に気づいたりします。評価基準は年間を通じて一定で、あらかじめ明示されているので、どこを改善すればよいかが可視化されているのも、継続するうえでの原動力になります。

◆5Sの取り組みの継続は、多くの効果を生んでいます。

5Sの取り組みには時間がかかります。目先の利益も生じません。しかし、何年も継続してきたなかで、いろいろな効果を実感できるようになってきています。
社内では、「探す」「迷う」をはじめとする、思考や作業を中断させる原因を排除したり、異常を検知して事故を未然に防いだり、倉庫スペースの無駄をなくしたりと、生産性と品質の向上に貢献しています。また、こうした現場環境のなかで、メンバーの仕事に対する主体性や参加意識も高いです。
それは対外的にも好影響を及ぼしています。立派な外観の倉庫も、充実した設備や機器もない、一見するとありふれた物流会社ながら、安定した業務運営とともに、きれいで明るく活発な現場は、ご来訪いただく荷主様や、物流会社を検討されているお客様からも、好評をいただいております。

何年も継続している5Sの取り組みですが、まだまだ途上で、ゴールはありません。取り組んでいる姿勢そのものが、株式会社清長「らしさ」をつくっていく要素だからです。

 

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