基礎知識!物流倉庫のサービス内容やメリット

多くの企業にとって、自社の商品を保管しておく倉庫はなくてはならない必需品です。しかし、自社で倉庫を所有しているとどうしても維持コストがかさんでしまいます。そこで主流となっているのが倉庫を必要な分だけレンタルするという方法です。借りた倉庫なら必要がなくなれば返せばよいだけなので無駄が生じないというわけです。しかも、現代ではレンタル倉庫を一歩推し進める形で物流倉庫と呼ばれるものも登場してきています。しかし、物流倉庫とはどのようなものなのかが、よくわからないという人もいるのではないでしょうか。そこで、物流倉庫のサービス内容やレンタル倉庫との違い、さらには物流倉庫の活用メリットなどについて解説をしていきます。

■教えて!物流倉庫のサービス内容

物流倉庫とは単に商品を預かるだけではなく、仕分けや配送といった各種サービスを行ってくれる倉庫のことです。具体的なサービス内容としては、入庫・棚入れ・保管・出庫準備・流通加工・出庫などが挙げられます。まず、入庫とは倉庫に品物を入れる際に、その個数や中身について確認や点検を行うサービスです。業者によっては不良品の返品業務も行ってくれるところもあります。

次に、棚入れとは品物を倉庫に入れて所定の場所に収納することです。品質を保てるように適切な振り分けをしてくれるので安心して預けておけるというわけです。そして、品物の品質維持のためには倉庫設備全体に対する保安・管理も欠かせません。それが保管です。また、多くの物流倉庫では特定の品物が必要となった場合はその品を取り出して出庫準備もしてくれます。しかも、それだけではなく、タグ貼付、シール貼付、異物検査、袋詰め、箱詰め、伝票封入といった流通加工もしてくれるのです。あとは配送ができるように品物を倉庫の外に出し、倉庫を借りている業者に引き渡すことになります。

ただ、これらはあくまでも典型例です。実際にどのようなサービスを行っているかは業者によっても異なります。実際に物流倉庫を利用する際には、事前に具体的なサービス内容を確認しておくことが大切です。

■違いはなに?物流倉庫とレンタル倉庫

物流倉庫が登場する以前から存在していたサービスに「レンタル倉庫」があります。物流倉庫と共通する部分もありますが、受けられるサービスについてはかなり限定的です。レンタル倉庫の場合、業者側は品物の入出庫の確認と倉庫施設全体の管理をする程度であり、品物自体の管理は基本的に倉庫を借りた企業の手で行われることになります。それに対して、物流倉庫の場合はレンタル倉庫での業務に加え、検品・入庫・仕分け・流通加工・出庫・配送手配など物流サービスの一部またはすべてに対応しているのです。サービス範囲の広さにおいて両者の違いは一目瞭然です。

しかも、物流倉庫には一般的な用途で用いる普通倉庫の他に、バラ状のものや液状のものを保管できる貯蔵槽倉庫や消防法で危険物に指定されている物品にも対応可能な危険品倉庫などもあります。用途に合わせて設備や形式の異なる倉庫が存在しているという点もレンタル倉庫にはない特徴だといえるでしょう。

■物流倉庫活用のメリット

物流倉庫の最大のメリットとして挙げられるのがコストダウンです。自社の倉庫を用意するとなると、その倉庫を入手するのにかなりのコストがかかってしまいます。仮に、使わないスペースを利用するなどして、ただで倉庫を手に入れたとしても在庫を管理するための人件費がかかるのは避けられません。もちろん、物流倉庫を利用した場合でもそのサービスに対して費用を払わなくてはなりませんが、倉庫管理の仕事を専門とするサービス業者に一元化することで無駄なコストをカットすることができます。少なくとも、自社で倉庫を管理するのと比べれば、必要な費用はかなり安くなるはずです。

次に、業務の効率化が挙げられます。自社で用意した倉庫というのはどうしても収容量に限界があります。品物がいっぱいになってくると再整理をしたり、新たな倉庫を借りてそこに品物の一部を移動したりと結構な手間を取られてしまいます。その結果、本来の仕事がおろそかになっては本末転倒です。その点、倉庫の管理を専門で行っている物流倉庫ならそうした作業も効率的に行ってくれます。

さらに、発注から発送までをスムーズに行えるという点も見逃せません。もし、莫大な量の在庫の保管を自社で行っているとお客様から発注を受けても作業に手間取って発送までに時間がかかってしまいます。倉庫管理が十分行き届いてなければ、商品がなかなか見つからない、あるいは商品が破損していたなどといったことにもなりかねません。物流を専門に行っている業者が迅速かつ適切に発送を行うのとどちらがよりお客様の満足度が高いかはいうまでもないでしょう。こうして考えると、物流倉庫の上手な活用は単なるコストダウンだけでなく、売上アップにもつながることがわかります。

■物流倉庫の活用がおすすめ!

商品というものは単に生産してそれを売ればよいというものではありません。業績アップのためには、物流にかかるコストと手間をいかに省くかも重要な要素となってきます。その点、物流倉庫を上手に活用すれば時間や手間の無駄を省けるのはもちろんのこと、発注から発送までのスムーズ化によってお客様の満足度アップにつながる可能性があります。そうした要素も含め、企業の生産性アップのためにも物流倉庫の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする